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印刷専門用語に関する情報

環境とインキを考える

近年の環境問題や環境保全の意識の高まりから、印刷する際に使用する環境に対応したインキが各メーカーから発売されています。その中に、環境対応型のインキで大豆油インキというのがあります。従来からある油性インキは、鉱物油に揮発性有機溶剤が含有されている。樹脂内に環境ホルモンが含有されている。鉱物油に重金属が含有されているなどの、環境に悪影響を及ぼすものでした。先に述べた、大豆油インキの一番の特徴は、揮発性有機溶剤が含まれていない点です。しかし、環境ホルモンや重金属に関しては解決されていません。代わってUVインキは、揮発性有機溶剤も環境ホルモンも重金属も含まれていません。 つまり、環境という側面から見てみますとUVインキは優等生なのです。印刷の際にも環境を考えたものを使用したいものです。

印刷における油性とUVの違い

印刷に使用する、油性インキとUVインキの大きな違いは、「乾燥」です。UVインキは、紫外線のエネルギーを与えることにより0.2秒という短い時間で強制的に乾燥させます。一方、油性インキの乾燥は酸化重合による自然乾燥なので、乾燥に48時間もの長い時間を要するものもあります。耐性は、油性インキよりUVインキの方が摩擦や耐性に優れています。品質については、刷了した刷本を比べると、少しではありますが油性インキのほうが色調に優れています。この他に、油性インキは乾燥するまでに時間がかかる為、すぐに印刷の次の工程に回せず、保管場所を確保しなければならないなどということもあり、UVインキの方が好まれるようです。